2024年7月27日、柔道男子60キロ級準々決勝で永山竜樹選手とフランシスコ・ガルリゴス選手が対戦しましたが、誤審といわれる判定で負けてしまい、結果銅メダルとなりましたね。
この試合の主審を務めた審判員に注目が集まっています。
この記事では、
- パリ五輪・柔道の永山竜樹さんの審判をしたのは誰?
- 過去にも誤審が多かった?
などについてリサーチしてまとめました。
永山の審判は誰?
エリザベス・ゴンザレス
- 性別:女性
- 国籍:メキシコ
- 生年月日:1987年4月21日 37歳(2024年現在)
- 18歳から柔道審判員となる。
エリザベス・ゴンザレスさんはオリンピックで初のメキシコ人国際審判員です。
CUCSで心理学の学士号を取得し、チワワ大学で2つの修士号と1つの博士号も取得しています。
高校生から柔道をはじめましたが、選手としてはなかなか芽が出なかったようです。
しかし全国大会で優勝という輝かしい経歴を持っています。
18歳から審判員になっているので、審判としての経験は19年目になるとのことなので、審判としての経験は浅くありません。
今の自分がいるのは80%は柔道のおかげだと言っています。
2024年7月27日のパリ五輪・柔道男子60キロ級準々決勝で、永山竜樹選手とフランシスコ・ガルリゴス選手(スペイン)が対戦しました。
この試合で、エリザベス・ゴンザレスさんは主審を務めています。
試合中、エリザベス・ゴンザレスさんが「待て」の合図を出したにもかかわらず、ガルリゴス選手が6秒以上永山竜樹選手に締め技を続け、永山竜樹選手が失神してしまいました。
エリザベス・ゴンザレスさんはガルリゴス選手の一本勝ちを宣告。
後に審判団は誤りを認めましたが、判定は覆りませんでした。
永山竜樹選手はくやしさのあまりガルリゴス選手との握手は拒否し、しばらくその場から離れようとはしませんでした。
そもそも柔道のルールとして、審判に「待て」と言われたら選手は以下の行動をとる必要があります。
- 即座に動きを止める:
安全を確保するために重要です。 - その場で待機する:
選手はその場で待機し、審判の次の指示を待ちます。 - 帯や道着を整える:
必要に応じて、帯や道着を整えることができます。
2018年~2020年国際柔道連盟試合審判規定より
2020年の規定だけど、2024年も変わってないわよ。
再開の合図は主審の「はじめ」が出るまで選手は動かずに待つ必要があります
永山竜樹選手はエリザベス・ゴンザレスさんの「待て」を聞いて力を抜いたにも関わらず、ガルリゴス選手は攻撃を続けていました。
ガルリゴス選手は聞こえなかったと取材で言ってますが、主審のエリザベス・ゴンザレスさんはガルリゴス選手の行動を止める必要があるのです。
主審が「待て」を宣告したとき、試合者に「待て」の宣告が伝わらず試合が続くことのないように、主審は常に試合者を視野に入れておく必要がある。
引用元:https://judo.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/09/b9503aa6efbe0dc222359ed70050249c.pdf
パリ五輪の永山竜樹選手の誤審についてはエリザベス・ゴンザレスさんのインスタグラムに苦情が殺到しています。
エリザベス・ゴンザレスさんは過去にも誤審と言われるようなことがあったようです。
次にまとめてみました。
エリザベス・ゴンザレスは過去にも誤審が多かった?
エリザベス・ゴンザレスさんは、過去にもいくつかの大会で誤審が指摘されています。
エリザベス・ゴンザレスさんの誤審だと言われている試合についてまとめてみました。
2023年5月:カタール・ドーハ
2023年5月13日、カタール・ドーハの柔道世界選手権・男子60キロ級の準決勝での誤審が話題となりました。
2021年東京オリンピック金メダリストの高藤直寿選手(日本)とフランシスコ・ガルリゴス選手(スペイン)が対戦したときにエリザベス・ゴンザレスさんは主審を務めていました。
試合序盤に高藤直寿選手が技ありを奪いましたが、中盤にガルリゴス選手が追いつき、延長戦に突入。
ガルリゴス選手が高藤直寿選手に対して危険な立ち関節技をかけましたが、エリザベス・ゴンザレスさんはこれを反則とせず、ガルリゴス選手の一本勝ちを宣告しました。
パリ五輪といいカタール・ドーハといい、エリザベス・ゴンザレスさんはスペイン人に有利な判定を出すのかという口コミが多いです。
2023年2月:グランドスラム・パリ
2023年2月にフランス・パリで開催されたグランドスラム大会でも、エリザベス・ゴンザレスさんの判定が物議を醸しました。
男子73キロ級の試合で、エリザベス・ゴンザレスさんは橋本壮市選手(日本)とギヨーム・シャイン選手(フランス)の試合を担当しました。
試合中、橋本壮市選手が有効な技を決めたにもかかわらず、エリザベス・ゴンザレスさんはこれを無効とし、シャイン選手に有利な判定を下しました。
この判定に対しても多くの批判が寄せられ、エリザベス・ゴンザレスさんの審判としての公正性が疑問視されました。
2022年:グランドスラム・アブダビ
2022年のグランドスラム・アブダビでも、エリザベス・ゴンザレスさんは男子81キロ級の試合で、ロシアの選手に対する判定が不公平だと批判されました。
日本人選手以外でも誤審があったようです。
まとめ
【パリ五輪・柔道】永山の審判は誰?過去にも誤審が多かったって本当?についてまとめました。
- パリ五輪の柔道で永山竜樹選手の審判を務めたのはエリザベス・ゴンザレスさん。
- エリザベス・ゴンザレスさんは過去にも誤審が多かったと言われている。
選手は人生をかけてオリンピックに挑んでいるのですから、しっかりした審判をお願いしたいものです。